43インチのデカいモニター(テレビ)を買った
長らくデュアルモニター環境だったのだが、今回43インチの大きめのモニターを購入・設置してみた。
デスク環境
日本には古来から「大は小を兼ねる」「盛れば盛るほどお得」1などのことわざがあるので、基本的には大きいものの方が優れているはずである。すなわち、モニターも巨大であれば巨大であるほどいいのである。かといって巨大すぎれば今度は「過ぎたるは及ばざるが如し」という日本に古来からあることわざが襲いかかってくるため、結局は最適なラインを探さなくてはならない。
43インチというのは世に出回っているモニターを考えるにデカすぎるようにも思えるが、個人的には非常にちょうどいいラインの大きさをチョイスできたと思っている。せっかくなので、使ってみての所感を記して行こうと思う。
ということで、 Xiaomi A Pro 2026 43インチ を買った。定価4万弱だがセールの時に度々3万弱になっているので、買うならその時が推奨。43インチモニターは大体安くて3万代~なのでなかなか破格。そもそも大型モニターはニッチ需要であまり種類がなく、選択肢が少ないと感じる。これはチューナーレステレビだが、HDMIケーブルで接続しPCモニターとしても使える。なお、量子ドット(QLED)を謳っているが、ここについては完全QLEDではないらしい情報がある。
参考(外部リンク) ※2025のレビューだが大きく仕様は変わらないと思われる
上記参考サイトから、反応速度やフリッカーレスなどのメーカー仕様に記載がない点についても問題なさそうだと判断できたため購入した。モニターの検討はメーカー仕様表だけだと難しく、なかなか難航した……。
モニターアームは
ERGOTRON LX Pro
を買った。適合は34インチ&10Kgまでなので思いっきりオーバーしているが、最近の大型モニターはどんどん軽量化が進んでいるらしく、「Xiaomi A Pro 2026 43インチ」はわずか5.9Kgなので、あまり使っていて不安はない。
エルゴトロンのアームを始めて使ってみたが、動きがスムーズだしケーブルを収納なんかもできて、満足感がある。なお、アーム取り付けについては少し苦労があった。こちらについでは後述。
では、使ってみてのメリットやデメリットについて改めて記していく。
良かったこと
ゲーム画面がデカい
最大の目的だったが本当に満足感が高い! 今まで1980×1080の27インチがゲーム用モニターだったので、そこから3840×2060の43インチは2倍近いステップアップだ。特にフィールド探索ゲームをやるにあたって体験が全然違う。空を見上げている感じがある。
『原神』©COGNOSPHERE
『アークナイツ エンドフィールド』©Hypergryph
『崩壊:スターレイル』©COGNOSPHERE
アニメは4K媒体というとなかなかない印象だが、それでも画面がデカければデカいのはいいことだと思う。
『鬼人幻燈抄』©中西モトオ/双葉社・「鬼人幻燈抄」製作委員会
なお、モニターをデカくするにあたって流行りのウルトラワイドも検討したのだが、値段が高く、かつアスペクト比的にゲームやアニメにおいてサイズを活用しきれないため今回は見送りとなった。
配置がスッキリする
デュアルモニターはどうしても片方に角度をつけないとならず、かつ自分は左右にブックシェルフのスピーカーを置いているのだが、どうにもキレイな配置にならずに困っていた。
が、デカいモニター1枚にすれば配線も配置もスッキリする。今までなんとなく眺めて使用に際してはそれほど不満はなかったデスク環境だが、こう整ってみるとまさにこうするのが正解のスペースだったのだ、これがベスト、という感がある。たとえるならサイモンとガーファンクルのデュエット! ウッチャンに対するナンチャン! 高森朝雄の原作に対するちばてつやの「あしたのジョー」!
旧デスク環境。
移動しやすい
デュアル環境ではモニターアームの"動かす"という機能を使うことが全くなかったが、1枚であれば結構気軽に動かすことができる。
これによって、デスクではなくローチェアに座ってアニメを鑑賞する、みたいなスタイルを取ることもできるようになった。映画とかを見るときは、デスクからは離れてリラックスして見てもいい。
ローチェアの是非にしろそうなのだが、ここで実際脱いだ服とかを放り投げておくスペースと化しているローチェアが本当に必要かどうかは重要ではなく"ローチェアに座って映画を見るという選択肢が取れるか取れないか"という事こそが重要なのである。旅館の窓際のスペースを使うかどうかは置いといて、旅館の窓際のスペースがなければきっと少し物足りない気持ちになることだろう。選択の幅があることは、豊かさなのである。
チェアに座るちみも。視線の先にあるのは……
アニメを見ているちみも。モニターを前面に動かしている。
『スティール・ボール・ラン』©LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社・ジョジョの奇妙な冒険SBR製作委員会
懸念点・意外と困らなかったこと
作業画面がデカすぎる
最初はデカすぎて結構やっていけるのか不安になったが、Win11標準の画面分割機能でもサクサク分割できて問題なかった。
なおモニターからは多分70~80cmぐらいの距離を取っている。これ以上近くなってしまうと流石にこのサイズは合わないだろうな、という感もある。
アニメを見るときは3/2をアニメ画面、3/1をブラウザにして実況環境を作っている。これもWin11の標準機能でOK。標準以上のこともソフトウェアを導入すればできるのかもしれないが、今のところはまぁいいか、となっている。
地デジ程度だと解像度や画質の関係で全画面に映すと荒が目立ってしまうので、このぐらい(43インチに対しての2/3)のサイズで見るのがちょうどよかった。
この記事も快適に更新できる。
VAパネルである
「PCモニターなら当然IPS(ADS)! 視野角最強でイグゾオオオオオオオオ」と思っていたのだが、結局購入したのはVAモニターなので少し不安があった。が、実際使ってみると別に不都合もないし、問題なかった。反応速度もそこまでゲーミング的に高性能を求めているわけでもないので、別に不満はなく使えている。(Xiaomi a proはモードがいくつかあって、自分はゲームモードに設定している。このモードは応答速度が早めなのでカジュアルに使う分には不満はない)
最近のテレビはVAが主流らしく、そう思うとテレビ的用途とし使うにしてもまぁVAでいいか、みたいな気持ちになった。逆にVAのメリットとしてはIPSよりもコントラストの表現に優れているとからしい。VAの特性なのかはわからないがともかく乗り換えて綺麗に見えているのでいいと思った。
ノイズ音が発生する
口コミで見かけてやや気になっていた話。確かにそれなりに「ブーン」みたいな音が出るので、静かだと気になるかもしれない。ゲーム時など、音が出ていれば特に気にはならない。PCだとファンの音などもややあるので、そこまで静かな環境というのも少ないような気はする。
これも口コミで見かけたものだが、輝度を下げると下げただけ音が軽減される。今は輝度80%にしているが、これによってある程度妥協点を探ることは可能。体感白い画面が出ていると音が大きくなっている印象。
音質がショボい
らしい。1度もモニターのスピーカーで鳴らしていないので、しょぼくても問題はない。
デスクトップPC環境であればスピーカーなりが設置されていることが多いと思われるので、それほどモニタースピーカーの質というのは問題にならないのではないかと思った。
対応が必要・やや困ったこと
流石にモニター1枚は足りない
モニターを買い替えるにあたって色々考えていたのだが、流石にモニターが1枚だけというのは使用スタイル的には困ることが多そうに思えた。例えば43インチのモニターでゲームをフルスクリーンで表示した時に、ちょっと調べ物をしたいとか、SNSを眺めたいみたいなこともあると思うが、それで画面をガチャガチャするのは結構面倒のように思えた。
しかし、43インチに別のモニターを加えてデュアルにするには、流石にスペースがない。上にも横にも配置が難しい。
ということで、
EVICIVなるメーカーの15.6インチのモバイルモニター
というのを導入してみた。
モバイルモニターはちょっといいのを買おうとすると結構値が張るが、中国深圳の謎の格安電化製品を出しまくってるような、いつもありがとう感のあるメーカーがまぁまぁ参入しているので、試しに安価なものを導入してみる分には気軽に手を出せる。更に縦置き横置きをしやすいので、配置替えもしやすそうに思えた。とりあえず使えているので問題はない。
側面にケーブルがあって不格好なので、U字アダプタを使うとスマートでよい。
U字アダプタで後ろにケーブルを回している。HDMIは端子の向きがあるので注意されたし(1敗)
グラフィックボードを買い換えないといけない
ゲームを4K表示するとしたら流石にグラボを買い換えないといけない。モニターを買う前、ちょうど今年の1月頃に「そういえばモニター買い替えたいなぁ、せっかくなら4Kか」などと考えていたのだが、冷静になるとグラボが必要なことに気がついた。
思いついた2026年の1月というのは、ちょうどAI需要がどうのこうのとかCrucialブランドが終了だとかなんとかで、メモリがバカ高騰をしている時期であった。グラボもVRAMを積んでいる関係で(しかもVRAMというのは詳しくは知らないが結構重要らしくそれなりに欲しいらしい)絶賛高騰中なのであった。「何がAIだよボケが〜! 俺はゲームしたいだけなんだよ」と悪態をついてみても、時代の流れなので仕方がない。
ネットを見ても怪しげな情報アカウントや情報Noteが「メモリ高騰! いつまで続く!?」みたいなよくわからん内容で脅そうとしてくるだけでわからんし、もう待っててもどうしようもなさそう、善は急げ、ということで思い立った次の日に秋葉原に走って少しでも安そうなものを探した。結局AMDの新しいミドルぐらいの
RX9060XT 16GB
を買った。
モニターを買うまでの間グラボを持て余していたので、せっかくだから生成AIでエロ画像を生成して遊んでいた(皮肉なオチ)
VESA規格が100×200の上、適合ネジが太い
前述の通り、利便性を高めるためにモニターアームを使って設置している。「Xiaomi a Pro 2026」には一応VESA規格に準じたネジ穴が背面に設置されているのだが、一般的なモニターだと「100×100」「75×75」のサイズが基本のところ、この製品は「100×200」という独特な幅で、購入したモニターアームに適合しなかった。大型モニターの場合はこういうことが結構あるらしい。
秋葉原でVESA変換のアダプタ的なものを探してみたのだが、思った以上にニッチな需要らしく全然置いていない。しかも電源ケーブル接続部の位置的に、デカい鉄板のようなアダプタだと電源接続部を塞いでしまいそうなので、なるべく邪魔にならないデザインのものでないといけない。
その日は店頭で尋ねてみたところある商品を購入できたのだが、今度は購入したアダプタのネジ穴が小さく、モニターの穴と合致しない。一般的にVESA規格のネジはM4ぐらいのようなのだが、どうも背面ネジは2回りぐらい大きく、M6ぐらいだろうか? しかもこのネジ穴は一応製品的には壁掛け用ということらしく、モニター側にはネジが2本しか付属しない。
どうしたものか困っていたところ、
Archissの変換アダプタ
がネジ付きで、しかも3種類ほど付属していて、流石にどれかは入りそうだ、と思って通販にて購入。無事にモニターアームに取り付けることができた。このあたりの話も一応事前にネットで情報収集していたのだが、実物を見るまで全然ピンと来なくて、届いてから困ってしまった……。
モニターアーム取り付けの図。
ハーフグレア(半光沢)である
まぁまぁ反射する。それ自体は基本は別にそこまで気にならないのだが、アニメ(MFゴースト)の最終回を見ていて面白すぎたので腕を振り回しながら見ていたら、最終回の黒塗りスタッフクレジットで腕を振り回すオタクの姿が見えて意気消沈してしまったことがあるので、心構えをしておく必要がある。
あと勘の鋭い皆様はこの記事を読んでいてお気づきかと思われるが、画面を直で写真を取ろうとすると反射を避けようとして、斜めの角度ばっかりになってしまう。すみません。
4096×2060の解像度設定が出現する
モニターを購入するまで把握していなかったのだが、4Kには2種類あってテレビ用のUHD-4K(3840×2060,
16:9)と、映画用のDCI-4K(4096×2060,1.9:1)というものがあるらしい。
モニターのスペックには3840×2060とあるので、PCの設定はそちらの解像度にて使っていた。しかし、いくつかのゲームにおいてフルスクリーン設定が「4096×2060」しかなく、「3840×2060 フルスクリーン」が選択できない、という事象が発生した。どうもモニター内部でこの2種類両方の設定があって、ゲームは表示しきれない最大サイズの「4096×2060 フルスクリーン」を提示してしまう、ということらしい。4K出力するとスペックも結構ギリギリなので、解像度は可能な限り適切にしたいので困った。
モニターがPC側に自身の情報を使えるEDIDというデータを、Custom Resolution Utility(CRU)というソフトウェアを使用して書き換えたところ、「4096×2060 フルスクリーン」の解像度が表示されず、「3840×2060 フルスクリーン」が選択できるようになった。“TV resolutions"と"HDMI support"の全てで「4096×2060」の設定を削除する必要があった。とりあえずできたので良かった。 参考(Redditのリンク)
おわりに
なにはともあれいい買い物ができたと思う。
みなさんも軽率にモニターを大きくしてみて市場を活性化させてみて欲しい。それでは!
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これについては諸説ある。美少女キャラの胸の話を置いといても、最近食が細くなってきていて、商品も盛られていれば盛られているほどお得感がなくなってきている。悲しい。 ↩︎