お前はニャオとリンのどっちが好きなワケ?
こんにちは~。
こちまつ(こちら、終末停滞委員会。)5巻を読みました。
『こちら、終末停滞委員会。』5巻とメロンブックス特典ブックカバー
※以下、『こちら、終末停滞委員会。』5巻の内容を含みます。
今回異色回でしたね~!
過去を自在に改変する《線の人》に消されてしまったため、物語の中でその存在が明かされなかった小柴ニャオの妹・小柴リンが5巻では本格参戦します。
恋兎班としては心葉たちと共に歩めなかった彼女ですが、この5巻の舞台となる不思議な世界ではニャオ共々心葉の妹という立場に! 今まで出番がなかったリンの掘り下げをこうした形で一気にやるのは面白いな~と思いました。
心葉とニャオ&リンの兄妹関係は当然この不思議な世界によって作られたものなのですが、しかしここで今自身の心に存在している愛情は真実のものだ、と心葉は問いています。
ヒトをヒトたらしめるのは生まれや経緯ではなく、今この心や感情、意志があるからなのだ、というこちまつらしい人間讃歌の形がここでも出ていますね。
科学者キャラ故に人間の心の動きを電気信号と認識しながらも、実は寂しがりやなリン。彼女はこうした物語ともマッチした魅力的なキャラクターだったな、と思います。
……
…………
……………………
で、
前置きが終わったところで本題なんすけど。
お前小柴と……
あ、
もう小柴じゃ通じないンだったわ。
改めまして。
ニャオとリンのどっちが好きなワケ?(修学旅行の夜)
や、真面目にね。マジで。
実際どうなのよ。
俺はさ……
どっちが好きなんだろうねぇ~!
本当に、困ってる。
助けてください。
兄としてさ。
どうするんだよ。
急に記憶が生えてきたらさ。
お前は。
や、実際のとこさぁ、やっぱリンってムチャクチャかわいいよな。
ほんとはリンも恋兎班として一緒に頑張ってたけど、線のボケナスが横槍入れたんでしょ? マジで許せんよな。やっぱ人間の誇りをコケにしてる過去改変ってカスだわ。巨匠(マエストロ)もそう思うよな? (肩をバンバン叩く)
ほんとは兄妹って関係じゃなかったんだけどさぁ……でも今ここにあるこの気持ちってウソじゃないから。恋兎班としての記憶は線のボケのせいで失ってしまったけど、でもまたこうして心葉と会えたわけだから。新たな関係値を築いていって欲しいワケじゃない。俺も本当は1巻の頃からリン1本の屈強なオタクとしてやってた気がするし。
うんうん、そうだよな。ボケが過去改変したから忘れてるだけでさ、俺ってやっぱ1巻の頃からリン1本の屈強なオタクだった気がするわ。そうだろ?
(たとえこの世界が、偽物の仮想空間だったとしても)
あの時感じた、胸を締め付けられるような気持ちは、誰が何と言おうと、本物だ。
『こちら、終末停滞委員会。』5巻より
アチ~~~~~~~~ッ(あちも)
……
…………
……………………
でもさぁ……
ニャオとはチューしてるじゃん。
彼女が、俺の頬を優しく包んだ。
「今夜は、ニャオだけのものになって、くれますか?」
彼女の小さな唇が、ゆっくりと近づく。
俺は驚いて、でも目を閉じた。
『こちら、終末停滞委員会。』5巻より
↑チューしてるよな!?(大声)
コンシューマーだからないけど、ここで暗転してるから「あっ……PCだったらここでエッチ入るんだ……」って思うやつじゃん。
これって。
巨匠(マエストロ)もそう思うよな?
……
…………
……………………
ニャオかもなぁ……。
チューしてるから……(小声)
ということで、1巻から屈強なレアっち派だったので、気合いれんとなぁ~と4巻を今になって読んで「うんうん、ここまでレアっち1本でやってきて本当に誇らしい」みたいな気分だったんだけど、
5巻まで読んだらなんか破壊されてワロタ! どうなんですかこれ。
巨匠(マエストロ)はどう思う?
で、
お前はさ。
どっちなんだよ。
ニャオとリンのどっちが好きなワケ?
いつか一緒に対バンしましょうよ。同じ条件で。負けねぇよ。
おわり
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